こんばんは。
採用担当から求職者となり、転職活動のリアルを発信中のくまʕ•ᴥ•ʔです。
転職活動を始めるにあたり、「退職後に転職活動を始めるべきか、それとも在職中に並行して進めるべきか?」と悩む方は多いと思います。
退職後の転職活動は、在職中と比べて自由な時間が増える一方で、いくつかのデメリットも存在します。どの選択が最適かは一人ひとりの状況によって異なるでしょう。
本記事では、「退職後に転職活動を行う際のメリットとデメリット」について、具体的に解説し、成功させるためのポイントもお伝えします。
自分にとってベストな転職活動の進め方を見極めるための参考にしてみてください。
▶︎前回の記事はこちら✏︎在職中の転職活動|メリット・デメリット
1.退職後の転職活動 メリット
まず、今の仕事を辞めてから転職活動を行うことのメリットを見ていきましょう。
|①転職活動にフル集中できる
離職後の転職活動の最大のメリットは、何と言っても「転職活動にフル集中できる」ことです。
在職中は仕事と転職活動を両立させるため、どうしても時間的に制約があります。面接や企業調査に十分な時間を取るのが難しく、中途半端になってしまうこともあるでしょう。
しかし、退職後は時間的な自由が大きく増えるため、転職活動にじっくりと時間を使えます。自分のペースで面接準備や企業研究を行い、理想的な職場を見つけるために全力を注ぐことが可能となります。
|②スケジュール調整が柔軟にできる
在職中の転職活動では、面接や企業説明会の日程を調整するのに苦労することが多いですよね。特に平日の昼間に面接があると、有給を取らなければならず、その調整が難しいことも。
これに対して退職後は、スケジュールに余裕ができ、面接や企業説明会の日程を企業の都合に合わせやすくなります。
さらに、面接のフィードバックを素早く受け取ることができるため、選考がスムーズに進みやすく、転職活動を効率的に進められます。
|③失業手当を活用できる
転職活動が長期化すると、経済的な不安が増してきますが、失業手当を活用すればその不安を軽減することができます。
失業手当は、一定の期間、生活費の一部を補填してくれるため、転職活動に必要な時間を確保しながら、焦らず次のステップを選ぶことができます。退職後に転職活動を行う場合、失業手当をうまく活用することで、精神的な負担を軽くすることができます。
ただし、失業手当を受給するためには一定の条件を満たす必要があるため、受給資格や金額を事前に確認しておきましょう。
2.退職後の転職活動 デメリット
次に、退職後に転職活動を行う際のデメリットについて見ていきましょう。
|①収入が途切れるリスク
退職後に転職活動を行う際、最大のデメリットは「収入が途切れるリスク」です
転職活動が長引くと、貯金を切り崩す必要があり、生活が困窮する可能性もあります。失業手当を受け取れる場合でも、支給額には限度があるため、長期的に見ると経済的な不安は避けられません。
転職活動を開始する前に、必要な期間の生活費をしっかり準備し、必要に応じて貯金を活用できるよう計画を立てておくことが不可欠です。
|②離職期間の発生による印象懸念
退職後に転職活動を行うと、どうしても「離職期間」が発生します。この期間が長くなると、企業側から「なぜ次の仕事が決まらなかったのか?」と懸念されることがあります。
特に、離職期間が長すぎると「スキルや経験に問題があるのでは?」という印象を与えてしまう可能性があります。
退職後に転職活動をする場合は、計画的に行動し、なるべく長期間の空白期間を避けることが重要です。
|③焦って判断を誤るリスク
転職活動が長期化すると、焦って転職先を決めてしまうことがあります。収入の不安や「早く次の職場に就かなければ」と思う気持ちから、条件をよく考えずに転職先を選んでしまうことがあるかもしれません。
特に、給与や役職の条件だけで判断してしまうと、実際の職場環境や企業文化に合わず、後悔することがあります。
転職活動では、焦らず冷静に自分の希望する条件やライフスタイルに合った企業を見極めることが大切です。
3.「成功のポイント」とは?
① 経済的な準備を徹底する
収入が途切れるリスクを避けるためには、退職前にしっかりと貯金をしておくことが必要です。失業手当の受給条件や金額を事前に確認し、生活費に困らないように計画的に準備しましょう。また、急な支出にも対応できるよう、予備資金を確保しておくことが重要です。
② 転職活動の計画を明確にする
退職後の転職活動は時間に余裕がある分、焦って転職先を決めてしまうリスクもあります。転職活動を始める前に、自分が本当に求める職場環境や職種を明確にしましょう。そして、応募する企業を絞り込み、転職活動に無駄な時間を使わないようにすることが大切です。計画的に進めるためには、毎日の進捗をチェックし、目標を立てて活動を続けましょう。
③ 転職エージェントを活用する
転職エージェントを利用することで、求人情報の提供や面接の調整、条件交渉を代行してもらうことができます。転職活動に不安がある場合や時間が限られている場合には、エージェントをフル活用して、転職活動をスムーズに進める方法も有効です。自分だけでは気づかない求人や企業情報を提供してもらえることもあります。
4.【まとめ】あなたにとって最適な選択を
退職後に転職活動を行うことには、集中して転職活動ができる、スケジュール調整がしやすい、失業手当を受け取れるという大きなメリットがあります。一方で、収入が途切れるリスクや離職期間による企業の懸念、焦りからの判断ミスなど、デメリットも少なくありません。
重要なのは、転職活動を始める前にしっかりと準備し、計画的に進めることです。自分に合った職場を見つけるためには、焦らずじっくりと取り組むことが大切です。
あなたがどちらの選択を取るべきかは、現在の職場の状況や転職活動の進捗具合によって異なるでしょう。ぜひこの記事を参考にして、納得のいく選択をしてみてくださいね。